無料エンディングノートアプリおすすめ4選|スマホ・デジタル終活

無料エンディングノートアプリおすすめ4選|スマホ・デジタル終活

「お父さんのスマホ、ロックが解除できなくて……ネットバンクの残高も確認できないまま手続きが止まってしまいました」

家族が亡くなった後、デジタル遺品の整理に困る遺族が増えています。

スマホのパスコード、SNSのアカウント、ネット銀行の情報、サブスク契約などは、紙のノートに残っていないことも多く、家族が手続きを進められない原因になります。

そんな事態を防ぐ方法のひとつが、スマホで使える無料のエンディングノートアプリです。

この記事でわかること:

  • 無料で使えるエンディングノートアプリの比較4選
  • スマホ対応・デジタル遺品管理に強いアプリの選び方
  • アプリと紙のエンディングノートの使い分け方
  • 今日から5ステップで始める方法

デジタル終活の専門メディアとして、家族が困らないための備えをわかりやすく解説します。

目次

エンディングノートアプリを選ぶ3つのポイント|無料・スマホ対応を中心に

携帯とノート

エンディングノートアプリは種類が多く、どれを選べばよいか迷いがちです。

選ぶ際は以下の3点を最初に確認しましょう。

ポイント1|無料プランで何ができる?有料との差を確認する

多くのエンディングノートアプリは、無料プランでも基本的な記録機能を使えます。

ただし、無料プランでは記録できる項目数が制限されていたり、家族への共有機能が有料限定になっていたりするケースがあります。

まずは無料プランで試してみて、必要に応じて有料プランへの移行を検討するのが失敗しない選び方です。

ポイント2|スマホだけで完結できるか(iOS・Android対応を確認)

エンディングノートアプリを選ぶ際は、自分のスマホのOS(iOS・Android)に対応しているかを必ず確認しましょう。

アプリによってはiOSのみ対応で、Androidでは使えないものもあります。

また、スマホ操作が不慣れな方には、画面が見やすく入力ステップが少ないシンプルなUIのアプリが向いています。

ポイント3|デジタル遺品(SNS・銀行・パスワード)に対応しているか

スマホやパソコンに残るデジタルデータは「デジタル遺品」と呼ばれ、家族が処理に困るケースが増えています。

SNSアカウント、ネットバンク、証券口座、サブスク、クラウドストレージなどを記録しやすいアプリを選ぶと、家族の負担を大きく減らせます。

閲覧権限の設定家族への共有タイミングの制御ができるかも合わせて確認しましょう。

さらに、アプリにはサービス終了の可能性があるため、PDF書き出し機能やデータの保存・転記のしやすさも選定基準に入れておくと安心です。

【2026年最新】無料エンディングノートアプリ比較おすすめ4選

操作が簡単で、家族とも共有しやすいエンディングノートアプリを厳選しました。

まず全体像を表で確認してから、自分に合うアプリを選んでください。

アプリ名 無料 iOS Android 家族共有 デジタル遺品対応
わが家ノート
つなぐノート
SouSou
わたしの未来 – 終活準備ノート

※利用前に各公式ページで最新情報をご確認ください。

▼ どれを選べばいいか迷ったら:ざっくり選び方早見表

  • デジタル遺品(ID・パスワード・伝えたい情報)をまとめて管理したい → つなぐノート
  • 家族と一緒に使いたい・見守り機能も重視したい → わが家ノート
  • 家族への想いやメッセージを残したい → SouSou
  • まずは一人で気軽に始めたい → わたしの未来 – 終活準備ノート

迷ったら「つなぐノート」から始めればOKです。

ID・パスワード管理や、本人がタイミングを決めて家族に共有できる設計が特徴で、デジタル情報の整理を始めやすいアプリです。

1. わが家ノート(提供:三菱UFJ信託銀行)

わが家ノート スクリーンショット

提供元 三菱UFJ信託銀行
料金 無料
対応OS iOS・Android
家族共有 あり
デジタル遺品対応 △(専用管理機能というより、終活情報を家族と共有しやすい設計)

こんな人におすすめ:家族と一緒に使いたい方、健康管理や見守りも含めて終活を進めたい方

主な機能:

  • エンディングノート作成
  • 健康管理
  • 見守り機能
  • 家族申請による家族利用

わが家ノートトップ画面

実際に使ってわかったこと:わが家ノートは、メールアドレスとパスワードを登録したあとに本登録へ進む流れで、名前・生年月日・携帯電話番号などの入力が必要です。

記録できる項目は幅広く、家族へのメッセージ、預貯金、有価証券、保険、不動産、カード類・電子マネー、その他資産、借入金・ローン、病院・薬、介護、葬儀、ペット、口座・引き落とし、ID・会員証、相続の準備などを整理できました。

終活に必要な情報をひと通りまとめやすいアプリです。

わが家ノート画面

また、家族申請ができるため、本人だけでなく家族と一緒に使いたい人にも向いています。

文字やボタンは大きめで、広告も表示されなかったため、高齢の方でも比較的使いやすいアプリです。

2. つなぐノート

つなぐノート スクリーンショット

提供元 Nissay MIRAIQA
料金 無料プランあり
対応OS iOS・Android
家族共有 あり
デジタル遺品対応 ○(ID・パスワードなどの整理に向く)

こんな人におすすめ:ID・パスワードなどのデジタル情報を整理したい方、共有のタイミングを自分で管理したい方

主な機能:

  • ライフノート作成
  • ID・パスワードなど大切な情報の整理
  • 家族共有のタイミング設定

つなぐノートトップ画面

実際に使ってわかったこと:つなぐノートは、Googleアカウントでの登録にも対応しており、連携後に名前・生年月日・ニックネームを入力して使い始める流れでした。登録のハードルは比較的低く、初回設定も進めやすい印象です。

記録項目は「財産」「デジタル情報」「医療」「介護」「つながり」「想い」「きろく」といった大カテゴリーに分かれており、サブスクや電子マネーなどのデジタル情報も整理しやすくなっていました。

つなぐノート

デジタル遺品を意識して情報をまとめたい人には使いやすい設計です。

また、家族との共有にも対応しており、LINEやメールなどで招待URLを送れる点もわかりやすいポイントでした。

プレミアムプランもあり、写真の添付枚数が増えるほか、動画の添付にも対応します。料金は年額2,900円または月額300円でした(2026年4月時点)。

3. SouSou(そうそう)

SOU-SOU スクリーンショット

提供元 株式会社そうそう
料金 無料プランあり
対応OS iOS・Android
家族共有 あり
デジタル遺品対応 △(情報整理よりも、想いや意思を残す用途が中心)

こんな人におすすめ:家族や大切な人へのメッセージを残したい方、想いを中心に終活を考えたい方

主な機能:

  • エンディングノート作成
  • タイムカプセルレター
  • メモリアルページ

sousouトップ画面

実際に使ってわかったこと:SouSou(そうそう)は、メールアドレスとパスワードで登録して使い始める形式でした。

エンディングノートでは、基本情報・財産・デジタル資産・友人知人・医療介護・葬儀・相続・遺言・ペット・お墓・オリジナル質問などを登録でき、記録項目はかなり幅広い印象です。

sousou画面

特に特徴的だったのは「タイムカプセルレター」で、自分が亡くなったあとに、自分の言葉を未来の日付指定で届けられる点です。情報整理だけでなく、家族や大切な人へ想いを残したい人に向いているアプリだと感じました。

一方で、文字量はやや多く、文字サイズも少し小さめだったため、高齢者よりは若い世代の方が使いやすい印象でした。

4. わたしの未来 – 終活準備ノート

わたしの未来 終活準備ノート スクリーンショット

提供元 Karadanote Inc.(カラダノート)
料金 無料
対応OS iOS・Android
家族共有
デジタル遺品対応 △(基本情報や希望の記録が中心)

こんな人におすすめ:まずは一人で気軽に始めたい方、終活の情報収集や日々の記録もあわせて使いたい方

主な機能:

  • 終活準備ノートの記録
  • 終活に関するコラム閲覧
  • 日記感覚の気分記録
  • 歩数表示による健康管理サポート

実際に使ってわかったこと:わたしの未来 – 終活準備ノートは、名前・生年月日・性別・趣味・特技・好きな食べ物などを登録して使い始める流れでした。

終活アプリというより、自分のことやこれからの希望を整理するためのメモアプリに近い印象です。

アプリ内では、これからやりたいことをライフプランとしてまとめたり、断捨離について譲りたいものをメモしたりできます。そのほか、相続や遺言についてのメモも残せるため、自分の考えを整理しておきたい人には使いやすい構成でした。

一方で、家族との共有設定はアプリ上では見つけられませんでした。家族とリアルタイムで共有するというより、まずは自分用の記録として使いたい人向きのアプリだと感じました。

※見守り機能や家族共有機能は、ストア説明では「順次開発予定」と案内されています。利用前に最新の配信情報をご確認ください。

【番外】紙のエンディングノート+デジタル併用(無料テンプレート活用)

アプリに抵抗がある方や、スマホ操作が不慣れな方には、無料でダウンロードできる紙のエンディングノートテンプレートも選択肢のひとつです。

形式 PDF印刷・手書き
料金 無料(印刷コストのみ)
家族共有 コピーして渡す形式
デジタル遺品対応 △(自分でSNS・口座情報を記入する)

こんな人におすすめ:スマホが苦手な方・アプリに不安がある方・親に勧めたい場合

市区町村が無料で配布しているエンディングノートも活用できます。

アプリと紙のエンディングノート|スマホ時代の使い分けガイド

エンディングノート紙とアプリの比較

アプリが向いている用途

  • 頻繁に変わる情報(パスワード・連絡先・医療情報)→ 更新しやすい
  • 緊急時に家族へ共有したい情報 → 共有機能がすぐ使える
  • デジタル遺品(SNS・ネットバンク)の記録 → スマホで一元管理しやすい

紙が向いている用途

  • 気持ち・家族への手紙・写真のコメント → 手書きの温度が伝わる
  • 長く残したい原本 → 形式に依存せず読み返せる
  • スマホが苦手な家族と共有したい場合 → 開けばすぐ読める

迷ったらコレ!用途別の早見表

用途 おすすめ 理由
パスワード・SNS・ネットバンク情報 アプリ 更新しやすく、まとめて管理しやすい
気持ち・家族への手紙 手書きの温度が伝わる
緊急時に家族へ即共有したい情報 アプリ 共有設定がしやすい
長く残したい「原本」 形式に依存せず読み継げる
資産一覧・契約更新の控え アプリ+紙 アプリで最新管理、紙で要点整理ができる
デジタルが苦手な家族と共有 スマホ不要で読める

エンディングノートアプリとデジタル遺品整理を連動させる方法

お金とスマホ

エンディングノートアプリで情報を記録するだけでなく、家族が死後にどう使うかまで考えておくことが本当の備えになります。

デジタル遺品の整理全体については、以下の記事も参考にしてください。

▼ アプリ記録から死後の手続きまでの流れ

① 生前:アプリで記録
SNS・口座・サブスク・パスワード・希望
② 生前:家族に共有設定
閲覧権限・保管場所を伝えておく
③ 死後:家族がアクセス
アプリ・紙ノートをもとに情報を確認
④ 死後:各種手続き
SNS解約・口座確認・サブスク停止など

アプリで記録しておくべきデジタル情報

  • SNSアカウント(ID・削除希望か残したいか)
  • ネットバンク・証券口座(金融機関名・支店・口座番号)
  • サブスクリプションサービス(サービス名・引き落とし方法・解約方法)
  • クラウドストレージ(保存データの内容・引き継ぎ希望の有無)
  • スマホ・パソコンのロック解除方法と保管場所

デジタル遺品の整理手続きについて詳しくは以下の記事もご参照ください。

エンディングノートアプリの始め方|今日からできる5ステップ

終活アプリの始め方を考える女性

最初から完璧を目指す必要はありません。

以下のステップで少しずつ進めましょう。

ステップ1|使いやすい方法を選ぶ(アプリ or 紙)

ライフスタイルに合わせて選びましょう。

スマホに慣れている方はアプリが便利で、すぐに始められます。

アプリが難しい場合は、紙のテンプレートから始めるのもおすすめです。

ステップ2|基本情報から入力・記入する

名前・連絡先・緊急連絡先など、書きやすいところから始めます。

慣れてきたら資産情報やパスワード管理に広げていきましょう。

ステップ3|デジタル遺品情報を記録する

SNS・ネットバンク・サブスクの情報をまとめます。

「削除してほしい」「残してほしい」などの希望も一緒に書いておくと、家族が判断しやすくなります。

ステップ4|家族や信頼できる人と共有する

アプリなら共有設定、紙なら保管場所を家族に伝えておきましょう。

誰に何を伝えるかを決めるだけでも、いざというときの混乱を減らせます。

ステップ5|年に1回、定期的に見直す

誕生日や年末など、タイミングを決めて更新する習慣をつけましょう。

情報が古いままだと、家族が困る原因になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. エンディングノートアプリは本当に無料で使えますか?

この記事で紹介した4つのアプリは、いずれも無料で始められるアプリです。

ただし、アプリによっては一部機能の提供状況や今後の仕様変更があり得るため、利用前に各公式サイトや配信ストアで最新情報をご確認ください。

Q2. スマホに保存するのは安全ですか?

安全性はアプリの仕様によって異なります。

紙より管理しやすい場合もありますが、端末のロック設定、生体認証、バックアップの設定は必須です。

利用前にプライバシーポリシーも確認しておきましょう。

Q3. 親(高齢者)にも使いやすいアプリはありますか?

スマホ操作が不慣れな方には、「わが家ノート」や「わたしの未来」のように比較的シンプルなUIのアプリが向いています。

不安がある場合は、紙のエンディングノートと併用するのもおすすめです。

Q4. 親に終活アプリを勧めるにはどう伝えればよいですか?

「突然倒れたときに家族が困らないように」「災害時に必要な情報をまとめておきたい」など、家族の負担を減らす目的で伝えると受け入れてもらいやすくなります。

「終活」という言葉に抵抗がある場合は、「スマホのメモ帳代わり」として提案するのも有効です。

Q5. アプリと紙、両方使ってもいいですか?

もちろん大丈夫です。

たとえば「基本情報やパスワードはアプリ」「家族への手紙は紙」という使い分けは相性がよく、実践しやすい方法です。

Q6. アプリのデータはどこに保存されますか?

クラウド保存、端末内保存、その両方など、保存先はアプリによって異なります。

重要な情報を入れる前に、保存方式とプライバシーポリシーを確認しておきましょう。

Q7. アプリが終了したらデータはどうなりますか?

対応はアプリごとに異なります。

重要な情報は定期的に別の場所にも控えておくと安心です。

紙やPDFで残しておくと、サービス終了時のリスクを減らせます。

Q8. エンディングノートアプリに書いた内容に法的効力はありますか?

一般的に、エンディングノートや終活アプリに記載した内容には法的効力はありません。

相続や財産分配の意思を法的に残したい場合は、遺言書の作成が必要です。

Q9. デジタル遺品の整理はアプリだけで完結しますか?

アプリは情報を「記録し、伝える」ためのツールです。

実際のSNS削除、口座の確認や解約、サブスク停止などの手続きは、家族や専門家が別途行う必要があります。

Q10. パスワード情報をアプリに入れても大丈夫ですか?

管理方法によります。

認証設定がしっかりしているアプリでも、端末側のロック設定は必須です。

不安がある場合は、専用のパスワード管理アプリと併用する方法もあります。

まとめ|今日からエンディングノートアプリを始めよう

エンディングノートアプリは、年配の方だけのものではありません。

デジタル遺品の問題は30代・40代にも関係する、今から始めたい備えです。

この記事のポイントを振り返ります:

  • 選ぶ際は「対応OS」「デジタル情報の整理しやすさ」「家族との共有のしやすさ」「無料で使える範囲」を確認する
  • デジタル情報の整理を重視するなら「つなぐノート」が始めやすい
  • 家族と一緒に使いたいなら「わが家ノート」、想いを残したいなら「SouSou」も選択肢になる
  • 「わたしの未来 – 終活準備ノート」は、一人で気軽に始めたい人向けのアプリとして使いやすい
  • 法的な効力が必要な内容は、遺言書など別の方法で準備する必要がある

まずは1つのアプリをスマホに入れて、基本情報から少しずつ記録してみましょう。