「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいの?」
そんな方に向けて、この記事ではおすすめのエンディングノートやアプリ、始めやすい準備方法をまとめました。
自分のためにも、家族のためにも、無理なく続けられる終活のヒントをぜひ見つけてください。
終活ってなに?何から始めればいい?
なぜ今、終活を始める人が増えているのか
近年、50代〜70代を中心に「終活を始めたい」という人が増えています。
背景には、少子高齢化や単身世帯の増加、「もしものとき」に家族に迷惑をかけたくないという想いがあります。
エンディングノートやデジタル情報の整理など、小さなことから取り組む人も多く、今や終活は「特別な人だけのもの」ではなくなっています。
終活でやるべきこと一覧
終活は「自分らしい人生を終える準備」であり、やるべきことは人それぞれで違いがあり、多岐にわたります。
以下にまとめたのは、終活の代表的な例です。
- 財産の整理(預貯金・保険・不動産など)
- 医療・介護の希望(延命治療、施設希望など)
- 葬儀やお墓の準備(希望の形式、予算)
- デジタル情報の管理(スマホ・SNS・パスワード)
- 家族や友人へのメッセージ(感謝や伝言)
まずは「自分が気になること」「家族が困りそうなこと」から手をつけてみるのがおすすめです。
書くだけで安心!おすすめのエンディングノート
書いておくと役立つ内容とは?
エンディングノートは、自分の考えや情報を記録しておくノートです。
遺言書のような法的効力はありませんが、家族の混乱や負担を軽くする大きな助けになります。
エンディングノートに書いておくとよい主な項目
- 氏名・住所・連絡先などの基本情報
- 医療・介護に関する希望
- 財産・保険・年金の情報
- 葬儀・お墓に関する希望
- SNSやスマホのパスワード情報
- 家族や友人へのメッセージ
「全部埋める必要がある」と構えずに、気づいたときに1ページだけ書き進める感覚でOKです。
初心者におすすめ!無料のエンディングテンプレートを活用しよう
「何から書けばいいかわからない」「ページの構成が難しい」と感じる方は、テンプレートを活用するのがおすすめです。
- 書くべき内容が最初から整理されていて迷わない
- 印刷して手書きOK/PCで入力して保存も可能
- 家族に共有しやすく、安心して保管できる
紙のノートに書くのが不安な方は、後述のアプリとの併用もおすすめです。
デジタル派に人気!終活に使えるおすすめアプリ
スマホを使って手軽に終活を始めたい方には、アプリの活用がおすすめです。
わが家ノート(提供:三菱UFJ信託銀行)
わが家ノートは無料で利用できる終活アプリです。
エンディングノート作成や健康管理、見守り機能など、多彩な機能を搭載されています。
家族との情報共有が可能で、安心して終活を進められます。
主な機能:
- エンディングノート作成
- 健康管理(歩行速度や脳トレスコア、血圧の変化など)
- 見守り機能(ログイン状況を監視し、異常があれば家族に通知)
関連記事の紹介:今すぐ使いたい終活で役立つアプリ5選|デジタル遺品を簡単整理
アプリを使うメリットとは?
- スマホで完結できるから、日常に取り入れやすい
- 紙のノートと違い、更新・修正がカンタン
- 写真やメッセージなど、感情を込めた記録も残せる<
実践編:無理なく始めるおすすめの終活のステップ
1. 書き出すだけでもOK!できることから始める
終活を始めるときに大切なのは「完璧を目指さないこと」です。
- 通帳や保険証券をひとまとめにする
- パスワードをノートやアプリに控える
- 医療の希望(延命治療など)をメモしておく
どれか1つでも行動に移せたら、それは立派な第一歩です。
2. 家族との共有が未来の安心につながる
エンディングノートやアプリに記録した情報は、信頼できる家族や身近な人と共有しておくことが大切です。
いざというときに「誰に相談すればいいのか」「どこに何があるのか」がわかるだけで、家族の不安は大きく減ります。
終活の準備状況をチェックしよう!
以下のチェック項目に答えることで、今どれだけ終活の準備ができているかが確認できます。
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- 基本情報(氏名・連絡先など)を整理しているか
- 医療や介護の希望を書き出しているか
- 銀行口座・保険・不動産などをまとめているか
- スマホ・PCのパスワードを管理しているか
- 家族や信頼できる人と情報を共有しているか
このようにチェックすることで、次にやるべきことが自然と見えてきます。
まとめ|終活は「気軽にできること」からで大丈夫
エンディングノートを書いてみる、スマホの中を整理する、それだけでも立派な終活です。
まずは「今日できること」を1つだけでも始めてみましょう。