年賀状じまい文例|40〜80代の感謝が伝わる年代別の書き方まとめ

年賀状じまい文例|年代別に見る感謝が伝わる書き方とマナー

「来年から年賀状を控えます」と伝える——。
その一言をどう書けばいいか、迷っていませんか?

この記事では、感謝を込めて円満に伝える「年賀状じまい」の文例を、年代別・相手別にそのまま使えるテンプレート形式でまとめました。

  • 40〜80代の年代別文例(短文・長文の両方を収録)
  • 友人・親戚・職場など相手別の書き分け方
  • 年賀状じまいを受け取った側の返事の文例
  • 出す時期・タイミングのマナー

目次

年賀状じまいとは?まず押さえたい基本

年賀状じまいとは、「今年をもって年賀状でのご挨拶を終えます」という意思を、最後の年賀状や寒中見舞いなどを通じて相手に伝えることです。

高齢化や生活スタイルの変化、デジタル化の進展を背景に、毎年の年賀状を負担に感じる人が増えています。

年賀状じまいは、単に”やめる”という行為ではなく、これまでの関係に感謝を伝える「区切りの挨拶」です。

年賀状じまいをしてから何年くらい経ちましたか?の円グラフ

フタバ株式会社が2024年9月に実施したインターネット調査(対象:年賀状じまいをした20〜80代200名)によると、年賀状じまいをしてから「2〜3年経つ」人が最も多く36.0%、「1年以内」が30.5%、「5年以上」が23.0%でした。ここ数年で始めた人が半数を超え、広がりを見せています。

(出典:PR TIMES「200名に聞いた 年賀状じまいの実態と課題とは?」フタバ株式会社

終活の一部としての「年賀状じまい」

終活

年賀状じまいは、終活の一環として捉えられることもあります。心の負担を減らし、今の自分らしい関係を築くための前向きな選択です。

「寂しい」「後悔しそう」という感情が湧くのは自然なことです。しかし、感謝を添えた年賀状じまいは「縁を切る」ものではなく、「これまでのご厚情に感謝する節目」。人間関係の形をより穏やかに見直す機会にもなります。

年賀状じまいの文面に含めるべき基本構成

年賀状じまいの文面は、次の3ステップで組み立てると、どの相手にも失礼のない自然な文面になります。

STEP 内容 文例のヒント
1 感謝の言葉 「長年にわたりご厚情を賜り、心より感謝申し上げます」
2 辞退の旨+理由 「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます」
理由:高齢、体調、生活環境の変化など前向きな理由を軽く
3 今後の関係・締めの挨拶 「これからも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」
代替手段(任意):SNSやLINEなど今後の連絡手段を添えても

この3ステップに6つの要素(①終いの旨 ②理由 ③感謝 ④今後の関係 ⑤代替手段 ⑥締め)が自然に収まります。

すべてを盛り込む必要はなく、相手との関係性に合わせて取捨選択しましょう。

感謝の気持ちが伝わる年賀状じまいの文例

「ただやめるだけでなく、感謝をきちんと伝えたい」という方向けに、感謝の言葉を特に丁寧に盛り込んだ文例をまとめました。

シンプルに感謝を伝えたい場合

長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。

感謝をたっぷり伝えたい場合(丁寧バージョン)

毎年温かいお年賀をいただき、拝見するたびに励まされてまいりました。
誠に勝手ではございますが、諸事情により本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後とさせていただきたく存じます。
長年にわたるご厚情に深く感謝申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。

今後のつながりも添えたい場合

長い年月、温かいご挨拶をありがとうございました。
本年をもって年賀状でのご挨拶は一区切りとさせていただきますが、これまでのご縁はこれからも大切にしたいと思っております。
皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

年代別・年賀状じまい文例集

年代別文例

年齢や立場によって、伝える言葉や理由の表現は異なります。40代から80代まで、各年代の特徴に合わせた文例を短文・長文の2パターンで紹介します。

年代 主な理由のトーン 文章の特徴
40代 生活・仕事の変化 やわらかく、前向きに
50代 人生の節目・環境変化 感謝を込めて、丁寧に
60代 節目・ライフスタイル 穏やかに、格式を保ちながら
70代 体力・健康上の理由 控えめに、感謝を中心に
80代 高齢・家族代筆も可 短くシンプルに、敬意を込めて

年賀状じまい 文例 40代|ライフスタイルの変化を理由に

子育てや仕事で忙しい40代では、時間的な理由をやわらかく伝えるのが自然です。「生活の変化」という表現で、相手に理解してもらいやすくなります。

【短文テンプレ:はがきに書き添える一言として】

生活の変化に伴い、本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。これまでのお付き合いに感謝いたします。

【長文テンプレ:全文として使える丁寧バージョン】

日頃より温かいお付き合いをありがとうございます。
生活の変化に伴い、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終えさせていただきます。
今後もSNSなどでつながりを続けていけましたら幸いです。

使い分けポイント:親しい友人・同僚には短文で気軽に。目上の方や長い付き合いの方には長文の丁寧バージョンを。

年賀状じまい 文例 50代|節目として感謝を

50代はライフステージの変化(定年・子の独立・引越しなど)が起きやすい時期です。「節目」という表現でまとめると、前向きな印象を与えられます。

【短文テンプレ】

長年のお付き合いに感謝申し上げます。人生の節目を迎え、本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。

【長文テンプレ】

長年にわたり温かいお付き合いをいただき、心より感謝申し上げます。
生活の変化により、年賀状によるご挨拶を本年をもちまして終えさせていただくことにいたしました。
これまでのご厚情に深く御礼申し上げ、皆さまのご多幸をお祈りいたします。

使い分けポイント:仕事関係・ビジネスシーンでは、理由を「業務効率化」に置き換えた別バージョン(後述)も活用できます。

年賀状じまい 文例 60代|節目として穏やかに

60代は定年退職や子の独立など、生活のリセットタイミングが重なりやすい年代です。「区切り」という言葉を使うと自然に伝わります。

【短文テンプレ】

いつもあたたかいお心遣いをありがとうございます。本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。

【長文テンプレ】

平素より変わらぬお付き合いを賜り、厚く御礼申し上げます。
人生の節目を迎え、年賀状によるご挨拶は本年限りとさせていただくことにいたしました。
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

使い分けポイント:長い付き合いの相手には長文で丁寧に。メールやLINEに慣れている相手なら短文+直接連絡でも十分です。

年賀状じまい 文例 70代|体力・時間を考慮して穏やかに

「筆を執ることが難しくなった」という表現は、70代らしい自然な理由として受け取ってもらいやすいです。

【短文テンプレ】

長年のご厚情に感謝申し上げます。体調を考慮し、本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。

【長文テンプレ】

長年のご厚情に心より感謝申し上げます。
近ごろは筆を執ることが難しくなり、年賀状でのご挨拶を本年限りとさせていただきます。
皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします。

使い分けポイント:体調を理由にする場合、あまり詳細に書かず「近ごろの事情により」程度にとどめると相手を心配させすぎません。

年賀状じまい 文例 80代|感謝で締めくくる

80代では短くシンプルにまとめることが大切です。ご家族が代筆する場合の文例も合わせて紹介します。

【短文テンプレ】

長きにわたるご縁に感謝申し上げます。高齢のため、本年をもって年賀状でのご挨拶を終えさせていただきます。

【長文テンプレ】

長きにわたり新年のご挨拶を交わさせていただき、心より感謝申し上げます。
高齢のため、年賀状によるご挨拶は今年をもちまして終えさせていただきます。
皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします。

【家族が代筆する場合】

母(または父)〇〇に代わり、ご挨拶申し上げます。
高齢のため、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
長年にわたるご厚情に、家族を代表して心より御礼申し上げます。

使い分けポイント:本人が書ける場合は短文テンプレで十分。代筆の場合は冒頭に「〇〇に代わり」と明記することで相手に混乱を与えません。

年賀状じまい 文例 ビジネス|礼儀を保ちながら簡潔に

ビジネスシーンでは、私的な理由を避け、業務上の効率化を理由にするのが無難です。「今後ともよろしくお願いいたします」で締めると好印象です。

【短文テンプレ】

平素より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
業務効率化の一環として、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

【長文テンプレ】

平素より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
勝手ながら、業務効率化の一環として本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

使い分けポイント:取引先など改まった関係には長文で。社内の同僚など気心の知れた相手には短文でも問題ありません。

相手別の年賀状じまい文例

年代だけでなく、相手との関係性によっても適切な言葉は変わります。

友人・知人向け(くだけた表現でOK)

いつも年賀状ありがとう!
いろいろ忙しくなってきたので、今年で年賀状はお休みにします。
これからもLINEやSNSで近況を教えてね。

長い間、年賀状をありがとう。
勝手だけど、今年で一区切りにさせてください。
またいつでも気軽に連絡してね。

親戚向け(やや丁寧な表現で)

いつも温かいお心遣いをありがとうございます。
近年の事情により、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでのお付き合いに感謝し、皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。

目上の方・恩師向け(最も丁寧な表現で)

長年にわたりご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。
このたび、区切りをつけることとし、本年をもちまして年賀状のやり取りは失礼させていただきます。
これまでのご厚意に深く感謝申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

年賀状じまいを受け取ったときの返事の文例

年賀状じまいの連絡を受けたとき、「返事をすべきか」と迷う方も多いでしょう。

基本的な考え方:返事は必須ではありませんが、長い付き合いの相手には一言お返しすると丁寧です。

「了解しました」という確認と、これまでへの感謝を添えるだけで十分です。

返事の文例(はがきまたは手紙で)

ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございます。
長年にわたり温かいお年賀をいただき、心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

返事の文例(親しい友人へ・LINEやメッセージで)

わざわざ知らせてくれてありがとう!
長い間、年賀状ありがとうね。これからもよろしく。

すでに年賀状を送ってしまっていた場合

年賀状じまいの連絡を知らずにすでに年賀状を送ってしまっていても、特に謝罪は不要です。次のシーズンから自然に送らなければ問題ありません。

気になる場合はLINEやメールで「年賀状を送ってしまってごめんね」と一言添える程度で十分です。

年賀状じまいを出す時期と伝え方のマナー

年賀状じまいのタイミング

年賀状じまいは、書く内容だけでなく「いつ・どう伝えるか」も大切です。

タイミング 方法 メリット 注意点
12月上旬〜25日 最後の年賀状として添える 相手が年賀状を準備する前に伝えられる 遅れると相手が年賀状を用意してしまう
松の内明け〜立春(2月4日頃) 寒中見舞いで伝える 喪中や年賀状に重ねたくない場合に最適 立春を過ぎると余寒見舞いになる

出すタイミング

12月上旬〜25日ごろまでに投函し、「最後の年賀状」として添えるのが自然です。相手が年賀状の準備を始める前に知らせることが、最も丁寧で親切な方法とされています。

寒中見舞いで伝える場合

喪中や新年に重ねたくない場合は、松の内明けから立春(2月4日頃)までの間に「寒中見舞い」として伝えます。「寒中お見舞い申し上げます」に続けて、じまいの旨を一文添えましょう。

なお、松の内の時期は関東では1月7日、関西では1月15日が一般的ですが、地域によって異なりますのでご確認ください。

LINEやメールで伝えても失礼ではない?

親しい友人や家族であれば、LINEやメールで伝えても失礼にはあたりません。

ただし、目上の方や長年の付き合いのある方には、はがきで丁寧に伝えるのが一般的とされています。相手との関係性に合わせて選びましょう。

相手から年賀状が届いたとき

すでに年賀状じまいを伝えていても、返信は必須ではありません。親しい相手には「お気遣いありがとうございます」とだけ返すのも温かい対応です。

よくある質問(Q&A)

Q. 年賀状じまいはいつ出すのがベストですか?

相手が年賀状の準備を始める前、12月上旬〜25日ごろに投函するのが最も丁寧とされています。タイミングを逃した場合は、松の内明けから立春(2月4日頃)までの間に寒中見舞いで伝える方法もあります。

Q. 年賀状じまいを伝えたあと、また再開してもいい?

はい、問題ありません。「再びご挨拶を差し上げたくなりました」と一言添えれば、相手も自然に受け取ってくれます。

Q. 年賀状じまいを受け取ったら返事は必要ですか?

必須ではありませんが、長い付き合いの相手には感謝の一言を返すと丁寧です。「ご丁寧にお知らせいただきありがとうございます」程度で十分です。

Q. 年賀状じまいを伝えた相手からまた届いた場合は?

感謝の気持ちを伝えれば十分です。返事を強制せず、柔らかく受け取る姿勢を大切にしましょう。翌年から自然に送らなければ、相手も理解してくれるはずです。

Q. 喪中と年賀状じまいは同時にできますか?

喪中はがきに年賀状じまいを合わせて書くことは一般的に可能とされています。ただし、喪中はがき本来の目的(訃報の連絡と年賀欠礼のお知らせ)が主旨のため、じまいの文面は簡潔に一文添える程度にするのが自然です。

マナーとして「別々に送る方が丁寧」とする考え方もあるため、迷った場合は別にすることをお勧めします。地域や宗教の慣習によっても異なりますので、周囲にも確認してみてください。

Q. LINEやメールで年賀状じまいを伝えても失礼ではありませんか?

親しい友人や家族であれば問題ありません。目上の方や改まった関係の方には、はがきで伝えるのが一般的とされています。

年賀状じまいの次のステップ|終活への第一歩として

年賀状じまいをきっかけに、「もう少し先のことも考えておこうかな」と思った方も多いのではないでしょうか。

年賀状じまいを終活の一環と捉える方も増えています。

次のステップとして、以下のような備えを少しずつ進めておくと、自分も家族も安心できます。

次のステップ 内容
エンディングノートを書く 銀行・保険・医療の希望・家族へのメッセージを整理。完璧でなくてOK、書けるところから始められます。
デジタル遺品を整理する スマホ・SNS・ネット銀行など、亡くなった後に家族が困らないようログイン情報を整理しておく。
人間関係を見直す 年賀状じまいと同様に、SNSのフォロー整理・連絡先の見直しも生前整理の一環です。

まとめ|感謝で締める”年賀状じまい”は、新しい関係のはじまり

年賀状じまいは、礼儀正しく関係を整える「心の整理」です。理由を明確にし、前向きな言葉で締めくくることで、相手に温かさと誠意が伝わります。

  • 年代・相手に合わせて短文と長文を使い分ける(親しい相手には短文、目上・改まった関係には長文)
  • 理由は「自分の都合」として前向きに添える(相手を否定する表現は避ける)
  • 締めには「今後のつながり」の言葉を忘れずに(縁を切るのではなく、形を変えるだけと伝える)

まずは1つ、自分に合った文例を選んで、あなたらしい”終い方”を見つけてみてください。