「エンディングノート=高齢者のもの」だと思っていませんか?
実はいま、20〜30代の若い世代のあいだでも、自分にもしものことがあった時のために、必要な情報や想いをまとめておく“終活”が静かに広がっています。
この記事では、若い人向けにスマホで気軽に始められる無料エンディングノートアプリや、忙しい日常の中でも無理なく書ける書き方のコツを紹介。
「未来の自分」と「大切な人」のために、今できることを一緒に考えてみませんか?
目次
なぜいま、若い世代がエンディングノートを必要としているのか?
デジタル資産が「自分そのもの」になっている時代
スマホやPCの中には、SNS、ネット銀行、サブスク契約、写真、動画、連絡帳……私たちの生活の大半が詰まっています。
突然自分が動けなくなったら? それらのデジタル資産はどうなってしまうのでしょうか。
他人には分からないログイン情報、認証アプリ、クラウド上の思い出——それらを整理しておくことは、残された人の混乱や負担を防ぐ「思いやり」でもあります。
若いうちからの備えとして、エンディングノートは現代のライフスタイルにこそ必要なツールといえるでしょう。
災害や事故のリスクが他人事ではない
若いからといって、万が一の可能性がゼロになるわけではありません。
地震や感染症、突然の病気など、不確実な時代を生きる中で、「いま何が大切か」を整理しておくことが、未来の自分や家族を守る行動につながります。
エンディングノートに書いておきたい主な項目【若い人向け】
最低限、これだけは書いておきたい項目
まずは以下の項目から始めてみましょう。
すべてを完璧に書かなくてもOKです。
- 氏名・生年月日・連絡先などの基本情報
- 緊急時に連絡してほしい人の名前・電話番号
- 医療や介護についての希望(延命治療、臓器提供など)
- スマホ・パソコンのロック解除方法、保管場所
- 主要なSNSアカウントと利用状況
- 銀行口座や電子マネーなどの資産情報(書ける範囲で)
ペットやデジタル写真の扱いも
もしペットを飼っている場合は、その世話や好み、病院の情報なども残しておくと安心です。
また、GoogleフォトやiCloudなどに保存されたデジタル写真や動画についても、「見てほしい」「非公開にしてほしい」などの希望を記しておくと、家族が困らずに済みます。
書く順番に迷ったら「連絡先→医療→SNS」
最初からすべてを書こうとすると挫折しがちです。まずは、
- 緊急連絡先
- 医療の希望(治療・臓器提供など)
- SNSアカウントやスマホ情報
この3つだけでも書いておけば、いざというときに役立ちます。
おすすめの無料エンディングノートアプリ・テンプレート3選
1. わが家ノート(提供:三菱UFJ信託銀行)
- 全機能無料で利用可能
- エンディングノート作成、健康管理、見守り機能などを搭載
- 入力補助機能や家族との共有機能も充実
2. つなぐノート
- 家族と一緒に作るライフノートアプリ
- 財産・健康・ID・将来の希望などを一元管理
- 情報共有のタイミングを設定可能、安全な暗号化機能あり
3. SOU-SOU(ソウソウ)
- デジタル手紙機能やメモリアルページ付き
- 想いを「時間を超えて」届けられる機能が特長
- 追悼や記念にも活用できる新しい終活スタイル
紙のノートで書きたい人には「okusokuのエンディングノート」がおすすめ
「やっぱり手書きで、気持ちをゆっくり整理したい」そんな方には、okusokuのエンディングノートテンプレートがおすすめです。
okusokuエンディングノートの特徴
- 必要最低限+αの項目だけ:基本情報、連絡先、医療の希望、SNSやデジタル情報など
- 各ページに書き方ガイドや例文付きで迷わず書ける
- 「書けるところから始めてOK」「完璧じゃなくていい」というやさしい構成
- スマホ・SNS・ネット口座など現代の終活に対応
LINE相談もできて安心
このテンプレートは、この記事下のボタンからLINEで「友だち登録」するだけで無料でダウンロードできます。
登録後すぐにPDF形式で受け取れるので、スマホやPCで記入したり、印刷して使うことも可能です。
記入方法や保管の不安があるときは、LINEで気軽に相談できます。
まとめ|若い世代こそ、エンディングノートを自分ごとに
エンディングノートは、「年配の人が書くもの」という時代ではなくなっています。
SNSやスマホの情報、医療の希望、家族へのひとこと——あなた自身が一番知っている「大事なこと」を少しずつ残すことで、未来に安心を届けることができます。
まずは1ページからでもOK。無料テンプレートやアプリを活用して、あなたらしいエンディングノートを始めてみましょう。